物忘れと認知症

「認知症」とは?

脳の病気が原因で記憶力や判断力が低下し、そのために日常生活に支障が出ている状態を指します。単に物忘れがあるから、直ちに「認知症」というわけではありません。 身近な人や親しい人でも、とっさに人の名前が出ないのは、一般的な物忘れでよくあることです。しかし、認知症では、名前だけでなく、続柄や関係までわからなくなります。たびたびもの忘れをするようになり、回数や程度が進行していく場合は、認知症の症状としてのもの忘れを疑う必要があります。「物忘れの兆し」に最初に気づくのは、多くは同居している家族の方です。

認知症の原因となる主な病気

第1位 「アルツハイマー型認知症」
記憶を司る脳の「海馬」が萎縮し、もの忘れから始まり、徐々に認知機能が低下します。
第2位 「脳血管性認知症」
脳卒中により、認知機能と関係する脳の部分が障害され、認知機能が低下します。脳卒中に伴う「無気力・無頓着」や「手足の麻痺」「言語障害」が現れたりすることもあります。
その他 「レビー小体型認知症」
認知機能の低下とともに、幻視やパーキンソン症状などが現れることもあります。「ビタミン不足」や「感染症」、「慢性硬膜下血腫」や「正常圧水頭症」などの外科的手術で治療できるものもあります。

*問診をはじめ、全身の診察・認知機能検査・血液検査・画像検査・脳波検査などを行い、原因となる病気の有無や種類が診断され、治療方針が立てられます。

その後

  • ・原因により治療法は異なります。(認知症の多くは、根本治療が困難です)
  • ・多くの場合、薬物療法と介護の工夫が必要です。(社会資源の有効な活用)
  • ・生活に即したアドバイスが受けられ通院の負担軽減のためにも、自宅近くにかかり つけ医を持つことをお勧めします。