高脂血症

みなさん、職場や各自治体・人間ドックといった形で健康診断をお受けになっ たことがあると思いますが、結果に異常がないとほっとひと安心しますよね。 でも、健診の結果には直接でてこない異常があることをご存知でしょうか。特 に、高脂血症・糖尿病といった生活習慣病は、検査値に異常がなくても、実はからだに変化がおこっているということも少なくありません。その中で、今回は、高脂血症について取り上げてみたいと思います。

 高脂血症について 

通常、健診で測定するのは、総コレステロール・中性脂肪・HDLコレステ ロールの3種類です。総コレステロールや中性脂肪が高いと動脈硬化の危険性が高まり、そのまま放置すると、心筋梗塞や脳梗塞といった病気になりやすくなることは皆さんご存知のことと思います。
次に、HDLコレステロールについてですが、これは、「善玉コレステロール」といわれているように、血管に付着したコレステロールをはがして、血液の流れをスムーズにしてくれます。した がって、このHDLコレステロールが減少すると、これまた動脈硬化の危険性が高まることになります。
ところで、LDLコレステロールという言葉をご存知でしょうか。これは、通称「悪玉コレステロール」といわれているのですが、総コレステロールや中性脂肪が正常でも、これが増加していると、やはり動脈硬化の危険性が高まるのです。しかし、通常の健康診断でこのLDLコレステロールを測定することはあまりないのが現状です。

 LDLコレステロールの値を知るにはどうしたらよいの? 

医療機関を受診してLDLコレステロールを測ってもらうという方法もありますが、実は、手元にある健康診断の結果から、LDLコレステロールの値を簡単な計算で知ることができるのです。 すなわち、中性脂肪の値に0.2をかけ算していただき、その値とHDLコレステロールの値を総コレステロールの値から引き算すると、LDLコレステロールが求められます。
言い換えると、
   総コレステロール−HDLコレステロール− 中性脂肪×0.2
がLDLコレステロール値ということになります。一般的には、 この値が、140をこえると注意が必要といわれていますが、心筋梗塞・狭心症のある方では、100以下にするべきであるといわれています。 みなさんも、手元にある健康診断の結果をもう一度見て、LDLコレステロ ールを計算してみてください。

詳細は、家庭医療科へご相談下さい