理事長挨拶

平成29年度を迎えて

                          公益財団法人 仁泉会
                            理事長  佐藤喜三郎

 2025年(平成37年)に団塊の世代が全員75歳以上になるのを控え、効率的な医療提供体制を作ることを目的とした「地域医療構想」では、福島県は、必要な病床数を平成25年から6,109床少ない15,397床と見込み、削減率は28.4%となると報道発表(平成29年3月9日福島民報)がありました。当法人においても、地域と連携した病院・病床の機能分化、医療と介護の体制づくりの強化が求められております。

 北福島医療センターにおいては、急性期病院として7対1入院基本料の施設基準を維持すべく、地域医療連携室を通じて地域の医療・介護施設との連携を図り、救急患者の受入れ、適正な入院期間に向けてのベットコントロールの精度向上等、病院一丸となって取り組むことで、確実な黒字化を目指します。

 保原中央クリニックでは、外来受診や在宅診療等ニーズに沿った療養生活の支援を行うとともに、安定的な外来患者数確保に向けた受診環境の整備を進めます。

 セイントクリニックにおいては、新体制の下、医療の安全確保に最善を尽くし、伊達市・伊達郡で唯一の産科医療機関としての責任を果たして参ります。

 平成29年度末に廃止が予定されている梁川病院の「介護療養型病床」の今後については、新しい介護施設等に転換させる厚生労働省の計画に基づき、地域のニーズに応じた療養病床の在り方を検討して参ります。

 介護部門においては、医療・介護のサービスが一体的に提供できる介護老人保健施設としての強みを生かしたサービスと在宅復帰した訪問看護・介護の連携を密にし、質の向上と維持に励み、地域に貢献していきます。

 医療・介護に関わる社会の急激な環境変化に対して柔軟に対応しながら、伊達市が目指す健幸都市づくりの核となる「健康 医療拠点」の形成に努めるとともに、伊達市版生涯活躍のまち(CCRC)構想に対応し、医療介護環境の充実と新たな健康医療集積の推進に取り組んでいく所存です。

平成29年4月1日