マンモグラフィ装置を更新しました

●3Dテクノロジーを搭載した最新のマンモグラフィ装置

2017年8月より、乳腺疾患センターに最小限の被ばくで負担の少ない検査を実現したドイツ・シーメンス社の「MAMMOMAT Inspiration Prime Edition」を導入し、より高精度な検査体制を実現しました。

この装置は、通常のマンモグラフィ撮影(2D)に加え、3Dマンモグラフィ(トモシンセシス) *1 撮影が可能になりました。  複数の方向から撮影することで、収集したデータを3次元的に再構成し、乳房を1mm間隔のスライス画像で確認することができますので、乳腺の重なりで判断が難しいケースや高濃度乳房(乳腺) *2の撮影などで役立つと考えられます。  また、精密検査であるマンモト―ム生検 *3 などステレオバイオプシーにも対応し、鮮明な画像と自動化されたステレオ撮影にて、正確なバイオプシー検査が可能です。

* 1 3Dマンモグラフィ(トモシンセシス)
撮影時の振り角は50度で、より多くのデータを収集、再構成することで高解像度を実現します。線量は、高感度のFPDを採用し通常の2D撮影とほぼ同等です。また、トモシンセシス画像から合成2D画像を作成できる他、トモシンセシスデータを回転表示させた3D画像を作成できるなど新たなテクノロジーが搭載されています。

*2  高濃度乳房(乳腺)
女性の乳房は、乳腺と脂肪から構成されています。マンモグラフィを撮った時に乳腺は白く、脂肪は黒く写ります。この白い割合が多い乳房を高濃度乳房と呼びます。異常なしこりや石灰化は、マンモグラフィ上、白く写ります。したがって、高濃度乳房では異常が見つけにくくなる場合がありますが、トモシンセシスを用いることで、これらの所見の多くを指摘することが可能です。(しかし、脂肪性の乳房に比べると若干見落とし率が高くなるのは事実です。)

*3 マンモト―ム生検(ステレオバイオプシー)
マンモトーム生検とは、マンモグラフィでしか写らない非常に小さな病変をマンモグラフィで写しながら、専用の針を刺し、吸引をかけつつ病変の一部の組織を採取します。一度の穿刺で何回も採取できるため、少ない負担で多くの組織採取が可能で、より確実な診断をすることができます。局所麻酔をするので、痛みをほとんど感じることもなく、入院の必要もありません。この検査は、早期の乳癌の診断に極めて有効です。これまでの装置でも可能でしたが、新装置によって、より検査が簡便にスムーズに行えるようになりました。

●マンモグラフィ撮影はすべて女性の認定技師が担当しています

 NPO法人乳がん検診精度管理中央機構において、マンモグラフィ画像の精度を一定に保つための教育研修を受講し、試験を受け、その結果、一定の基準以上の技能・知識を有すると認められて認定証を受領した女性技師が担当します。精度の高いマンモグラフィを提供すると共に、安心して検査を受けることができます!

 

 

新しいマンモグラフィ装置とスタッフ。撮影は全て、女性が撮影します。