各種検査の紹介

 

北福島医療センター、保原中央クリニック、梁川病院などの財団関連施設および、近隣医療機関からの依頼により、高性能・高機能装置を利用した画像診断検査をお受け致します。検査後は、放射線科医師の検査所見と共に検査結果をお届け致します。

検査の種類
MRI|磁気共鳴画像診断検査
MDCT|多列型X線コンピュータ断層撮影検査
RI|核医学検査
RF|X線透視検査

 

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1.概要:
*磁力とラジオ波を利用して体内を画像化する検査です。
*X線を用いない検査で被ばくの心配がありません。
*脳や各種臓器、脊椎・脊髄、骨・軟部、血管や神経、靭帯などさまざまな部位の検査に対応します。
*検査する部位や症状に併せてさまざまな方向、さまざまな色調で幾度も画像化を繰り返します。*1
*検査する目的によって造影剤と言われる薬剤を投与する場合があります。*2
*検査時間は平均20分~30分です。*3
*手術などで体内に金属埋込物がある場合などは検査を受けられない場合があります。*4

 *1: 通常、1回のMRI検査の中で、輪切りにしたような画像や正面や側面から覗いたような画像を得る他に、炎症を見やすくする術や解剖構造を見やすくする術を施した画像など5~6回の検査を繰り返します。
 *2: MR検査全体の約10%程度の検査に造影剤を利用します。
 *3: 造影剤を用いる検査の場合や特殊な検査指示がある場合には多少検査時間が延長する場合があります。
 *4: MR検査装置の特徴上、体内に埋め込まれた金属の材質のよっては磁力による吸引作用が生じたり、僅かな発熱作用が生じたりする危険があります。

 

2.検査の対応:
*予め、MRI検査を万全にお受けいただけるよう問診をとらせていただきます。*5
*患者様の症状や主治医師の依頼内容に併せ、詳細かつ適切な検査プランを組みたてて検査を施行します。
*MRI検査に習熟した専門の技術スタッフが検査を行います。
*検査後、MRIの診断に習熟した専門の医師が読影診断を施し、主治医師にご報告致します。*6

 *5: 現在の症状や手術の既往歴、体内金属埋込物の有無、アレルギーや閉所恐怖症等の有無、MRI検査経験の有無などをお伺いいたします。
 *6: 通常、結果報告に3日~4日要します。

 

3.検査の特徴:

*口径65cm~70cm程、長さ170cm程の円筒状の装置に入って検査を行います。多少、閉息感があります。閉所が苦手な方は予めスタッフに申し出てください。*7
*検査中は大きな音が発生します。煩さを軽減するために耳栓やヘッドフォンを装着して検査を行います。
*検査する部分に簡単な機械を取り付けます。
*痛みは伴いません。人によっては身体に発熱感を感じることがあります。*8

 *7: 閉所恐怖症の方には出来るだけ閉息感を与えないように対策を施します。重度の閉所恐怖症の方は主治医師にご相談ください。
 *8: 使用するラジオ波の影響で身体が僅かに温められることがあります。(血行がやや促進されます)

 

 

▶当センターには1.5T高磁場MR装置と3.0T超高磁場MR装置の2台が備わっています。

2台の検査装置にはそれぞれ特徴があります。特徴と患者様の症状・検査部位を推し測り、最も適当な装置を選択して検査を行います。

1.5MR 3.0MR
 1.5T高磁場MR装置  3.0T超高磁場MR装置

 

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①血管:脳のMRI検査

脳のMRI検査では、脳実質の変化を見るとともに脳血管も見るとこができます。(MRA検査)薬剤(造影剤)を使用しなくても主要血管をとらえることが可能です。

 

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②臓器:上腹部MRI(胆道・膵管の検査)

見たい部分だけを強調・抽出するなど、多種多様なアプローチで病変を観察することができます。

 

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軟部組織乳腺MRI検査

足や腕、乳房などの軟部組織もMRIでは明瞭に描出することができます。

 

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④じん帯(関節のMRI検査)

レントゲン写真やCT検査では描出が苦手な靭帯や関節軟骨などを詳しく評価することができます。

 

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⑤神経(脊椎・脊髄のMRI検査)

MRI検査では脊髄から伸びる神経の走行を捉えることが可能です。手足のしびれや痛みの原因検索にも役立てられます。

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1.検査の特徴:
*X線を利用して断層画像を撮影する検査です。
*低線量で診断能の高い画像を提供できるCT装置を備えております。
*断層画像の他に、診断に有用な3D画像や仮想内視鏡画像などを構築することが可能です。
*全身を撮影可能ですが、主に頭頸部、肺・心臓などの胸部領域、肝臓・すい臓・大腸などの腹部領域、血管、骨などの検査に用いられます。
*検査する目的によって造影剤と言われる薬剤を投与する場合があります。
*検査時間は3~15分ほどで短く患者様の負担が少ない検査です。

2.検査の対応:
*予め、検査を万全にお受けいただけるよう問診をとらせていただきます。
*造影剤を使用する場合、アレルギー歴や現在服用中のお薬などについての問診と造影剤の説明を十分に行い、患者様にご理解いただいた上で検査を行います。
*患者様の症状や主治医師の依頼内容に併せ、詳細かつ適切な検査プランを組みたてて検査を施行します。
*検査に習熟した専門の技術スタッフが検査を行います。
*検査後、画像診断に習熟した専門の医師が読影診断を施し、主治医師にご報告致します。

 

▶当センターには被ばく軽減技術に長けた高性能CT装置を備えています。

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64列MDCT装置

 

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①頭部:(クモ膜下出血の例)

出血が白く鮮明に描出されます。急性期の出血に鋭敏で、検査時間も3分程度と短いため脳出血を疑う場合にはCTがよく用いられます。

 

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②胸部:(肺がんの症例)

肺の検査はMRIでは描出が難しいところです。一般に精密検査としてCTが用いられます。5秒程度で肺全体を撮影することができます。

 

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③血管:(閉塞性動脈硬化症の例)

造影剤を使用することで血管の狭窄などが詳細に描出されます。また、3D画像にすることで血管の走行や狭窄を立体的に確認できるため診断や治療計画の決定に有用です。

 

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④消化管:(大腸)

近年、大腸を炭酸ガスで膨らませて撮影することで、3Dや仮想内視鏡画像を作成することが可能になりました。大腸カメラに比べ患者様への身体的負担が軽減しました。

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1.概要:
*放射線を放出する薬品(放射性医薬品)を注射し、この放射線の量を画像化します。
*若干の被ばくを伴いますが、使用する薬品はごく微量です。数日後には検出困難な半減期の短いものが使用されます。
*薬品の注射から撮影までは、直後から数日後まで検査によりさまざまです。
*大半は1日で終わりますが、数度来院していただく検査もあります。
*当センターにおける検査の半数は骨シンチです。また近年、脳血流シンチ(認知症の補助診断)が増加傾向にあります。
*検査時間は30~60分ほどです。
*食事や服用中の薬などの制限が必要な検査もあります。

2.検査の対応:
*予め、検査を万全にお受けいただけるよう問診をとらせていただきます。
*患者様の症状や主治医師の依頼内容に併せ、詳細かつ適切な検査プランを組みたてて検査を施行します。
*検査に習熟した専門の技術スタッフが検査を行います。
*検査後、診断に習熟した専門の医師が読影診断を施し、主治医師にご報告致します。

3.検査の特徴:
*検査台に寝て頂くだけの検査ですが、頭部の検査では頭部を固定して検査します。また、必要に応じて両手を上げる場合もあります。
*検査によっては、機器が顔の前、数センチほどまで近づく場合があります。
*長い場合で30分ほど動かずにいていただく必要があります。

▶当センターにはRI装置を備えています。

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 RI装置

 

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①骨シンチ(全身像)

*全身の検査が可能です。
*主に腫瘍の骨への転移の有無の確認のために行います。
*淡い集積は変性を見ている可能性もありますが、濃い集積は転移が疑われます。

 

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②交感神経シンチ

・パーキンソン病を疑う場合に、補助診断として検査することがあります。
・通常は左のように、心臓が描出されます。
・パーキンソン病の場合には、右のように心臓の描出が低下することがあります。

 

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③脳血流シンチ
 脳血流SPECT(通常の脳血流画像)

脳の携帯をみるエックス線CTやMRIではとらえられない早期の脳血流障害の検出、神経症状の責任病巣の検出、脳の機能評価などに有効。

・○の部分の血流低下がみてとれます。
・この画像で低下の程度を客観的にとらえるのは少々困難です。
下記の統計解析結果も補助診断として利用します。

 

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統計解析結果(認知症の補助診断に使用)

・白い枠の領域の血流低下が見積もられています。
・この症例は、アルツハイマー型認知症として、大きく矛盾しない結果です。
・認知症の診断は、臨床症状や他の検査結果と合わせて、総合的に判断します。

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1.概要:
*X線を使った装置であり検診から治療まで多岐にわたる検査に利用されています。
*検査に応じて、造影剤と呼ばれる薬剤を投与または飲用していただく場合があります。
*内視鏡と併用した検査も行っております。(胆管内結石除去、胆管ステント留置、消化管ステント留置etc)
*IVR等*1の血管内治療も可能な装置です。

2.検査の対応
*予め、検査を万全にお受けいただけるよう問診をとらせていただきます。
*患者様の状態に応じ、介助しながら検査を施行いたします。
*検査中は患者様の動態を常に観察し、安全に検査を施行いたします。
*検診の検査結果は専門医に診て頂き後日のご報告致します。
*手技の伴う検査では、すべてにおいて担当医師が立ち会いますので万全の体制で検査を施行致します。
*放射線技師は被ばく低減に努め、患者様や医師に最適な画像を提供致します。

3.検査の特徴
*X線を使用致しますが従来の装置に比べて大幅に軽減し検査を施行致します。検査の質は従来のものより同等以上ですので御安心下さい。
*検査室内外との会話は通常とおり行えます。
*検査によっては心電図等の医療機器を付ける場合もございますが患者様の状態把握の為ですので御了承下さい。

4.注意点
*妊婦・妊娠の可能性のある方は速やかに申し出て下さい。
*造影剤に関してアレルギーのある方、以前同じような検査をされて気分不快になられた方は主治医に報告して下さい。検査前にも再度確認させて頂きます。
*アルコールに関してアレルギーのある方も同様に主治医に報告して下さい。代替の物はありますのでご安心下さい。
*バリウムの検査などで検査終了後、毎回バリウムの排出困難や通常時から便秘気味の方は担当技師にお知らせ下さい。
*付添の方は検査中に検査室内に原則立ち入れませんので御了承下さい。
*検査室内においては医師・担当技師の指示に従って頂きますようにお願い申し上げます。
*ご不明な点、ご不安な点がございましたら主治医または担当技師にまで問い合わせ下さい。

▶当センターの透視装置は、被ばく量の低減貢献するFPD*2を採用しています。
▶胃や腸のバリウム検査のみならず、IVR*1など、さまざまな分野で活躍する多目的装置です。

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 日立社製 汎用X線透視装置 VersiFlex VISTA

 

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 ①胃バリウム検査

*100ml程度の造影剤(バリウム)を経口して検査を行います。
*胃の動きを抑制するため、胃の働きを一時的に弱める薬を腕に注射することがあります。
*寝台の上で身体を動かして検査を行います。

 

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 ②大腸バリウム検査

*300ml程度の造影剤(バリウム)を直腸から入れて検査を行います。
*大腸の働きを一時的に弱める薬を腕に注射して検査を行います。
*寝台の上で身体を動かして検査を行います。

 

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 ③内視鏡的胆道造影検査

*内視鏡を経口し、そこから造影剤を胆道に流して検査を行います。
*胃の動きを抑制するため、胃の働きを一時的に弱める薬を腕に注射します。

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