就任のご挨拶

 この度、2016年4月1日より、北福島医療センター血液疾患センター長を拝命いたしました甲斐龍幸と申します。

 私は、2000年3月に福島県立医科大学大学院医学研究科修了後、福島県立医科大学循環器血液内科学講座に所属し、県内各病院で血液疾患の診断治療に従事した後、2001年より当院血液内科に赴任し、国立がんセンター中央病院での研修等を経て、当院での血液疾患の診断治療、同種造血幹細胞移植の立ち上げ等に携わって参りました。

 当血液疾患センターは、急性白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫などを始めとする造血器悪性腫瘍診療の数少ない専門施設として、県内外の医療施設から患者様のご紹介をいただきそれらの疾患の治療にあたらせていただいております。

 全身を駆け巡る直径数ミクロンの血液細胞が引き起こす血液の病気は、初めは自覚症状に乏しく、疾患概念が抽象的でいまひとつ実感が湧きにくい事もある反面、非常に急激な経過で深刻な症状を呈することも少なくありません。診断治療も長期的観点からの複雑なステップが必要になるため、患者様自身のお身体の現状に対するご理解と、診療への前向きな意欲が不可欠です。

 その為、新規の患者様、容態に変化のある患者様の診察にはどうしても時間を頂く事となってしまい、外来での待ち時間が長くなってしまう事をお詫び申し上げます。

 定期的に輸血が必要だったり、免疫力の低下で日常生活に支障を来すなど、患者様の御苦労は大変なものがあります。当血液疾患センターでは、院内各部門はもとより、患者様個々の病態に応じて他医療機関とも連携しながら血液の病気と向き合う皆さまをサポートして参ります。

平成28年4月24日
北福島医療センター 血液疾患センター
センター長 甲斐 龍幸