クリーンルームとは

 

▶クリーンルームとは?

  空気中の病原微生物を粉塵除去フィルターを使うことにより清潔に保ち、感染の合併症を予防する部屋です。当センターのクリーンルームは、クラス100です。 集塵率99.99%のヘパフィルターを使って空気中の塵・ほこりをほとんど「0」に近い状態にした空間です。患者様に悪さをする「かび・細菌」は、空気中の塵や埃に乗りかかっています。塵やほこりがなければ感染する危険が少なくなるというわけです。
 当センターでは、クラス100のクリーンルームを10床設けました。

 ▶クラス100とは?

  1立方フィートの空気中に0.5μの塵やほこりが100個以下である状態を言います。通常の病室などはクリーン度が30~50万ほどと言われています。

 ▶なぜ血液疾患の治療にはクリーンルームが必要なの?

  「血液疾患=造血器疾患」で血液を造る工場・過程に問題がある患者様がほとんどです。  血液は、「赤血球:体に酸素を運ぶ」「血小板:血を止める」「白血球:細菌と戦う」という大事な3つの働きをしています。どれか一つが少なくても大変です。
 血液疾患の患者様は、血液を造る工場(骨髄)を治療します。悪い細胞を作る血液の工場(骨髄)を徹底的に治療して、良い細胞を作るようするには、一度骨髄の中を空っぽの状態にしなければいけません。骨髄が空っぽになるということは、血液を作れない状態になるということです。
 この時期を乗り越えるために、赤血球・血小板は減少したら輸血で補うことができますが、 白血球はいくら減少しても輸血で補うことができません。その間、感染を起こさないように安全にこの時期を乗り切ることが重要になります。そこで、この時期を感染から患者様を守るためにクリーンルームが必要となるわけです。