放射線治療器「トモセラピー」の導入について

平成21年度稼動予定で、只今北福島医療センター内に放射線治療棟が建設中です。導入される「トモセラピー」は2003年に米国トモセラピー社が開発し、世界中に急速に普及しています。国内では2007年7月現在で7台が稼動しており、当院は東北では2番目の導入となります。

トモセラピーの特徴
トモセラピーは、位置照合用CTとヘリカル回転式の放射線治療装置を一体化させた強度変調放射線治療(IMRT)専用装置です。トモセラピーではヘリカルCT撮影と同様の手法を用いて、寝台を頭から足の方向に移動させつつ360度全方位から腫瘍を包み込むように放射線を照射します。この際にビームの形状及び強度を開閉式マルチリーフコリメータで調節することにより、IMRTが可能となっています。
寝台を頭から足方向に移動させながら治療を行うため、従来の装置では困難であった広範囲に分布する標的への高精度照射が可能です。
この360度箋方位からのヘリカル回転式の照射が最大の特徴であり、これにより現在の主流である固定多門式のIMRTと同等以上の線量分布を比較的容易に計画することが可能であるといわれています。