癌をもった人が自分の居心地のよい「自宅」で家族と共に過ごし、できる限り楽に生活し、自分の人生を自分らしく生きられるよう応援する医療です。
治すための医療には限界があります。治癒が見込めない状態になってしまった方が人間としての尊厳を守りつつ自分で選択した生き方を生き抜けるよう応援する医療が「緩和医療」です。痛みのコントロ−ルを始めとし、その他の苦しい諸症状のコントロ−ルを行い、できる限り身体的・心理的・社会的苦痛を取り除きあなたの『生』を支援します。
- 苦痛を取り除くための治療
入院している時とほぼ同様のことが、自宅でも行うことができます。
- 訪問診察
医師が直接訪問します。
- 訪問看護
看護師が訪問します。
- 24時間いつでも対応できる緊急連絡網
状態が変化して不安になった場合はいつでも電話連絡することができます。また、直接緊急訪問の必要性があると判断される場合には、担当医あるいは看護師が訪問致します。
- 本人や家族が希望した時、いつでも入院できる体制
本人や家族が何らかの理由で病院に入院したい(させたい)と希望した時は、いつでも入院できる体制です。
在宅ホスピスケアが円滑に行われる為には、いくつかの重要ポイントがあります。
- 本人が希望していること
- 家族の協力が得られること
- 病院からあまり遠くないこと
(原則として当院から車で30分位までの距離であること)
| ふたり暮らしで2人とも高齢ですが、それでも自宅に戻ることはできますか? |
介助能力がある場合には、自宅へ戻ることができます。又、同居していない家族や地域の方の手助けがあれば、自宅に戻ることが可能となる場合があります。
| 家族が共働きで日中看る人がいません。このような状態でも自宅に戻れますか? |
日中1人きりでいる場合の緊急連絡体制が整っていれば自宅にいることは可能です。尚、病状が悪くなれば、入院にしろ、自宅にしろ家族にできるだけ付き添って頂きます。
痛みはモルヒネを中心とする鎮痛剤を使用することで、自宅でも十分に徐痛することができます。尚、在宅ホスピスケアに移行した時点で痛みがない場合でも鎮痛剤は予備薬として手元に置いておきますので、安心です。
| 急に強い痛みがでたら、自宅でも対応できるのですか? |
自宅でも急な痛みに対応できるように、臨時の鎮痛剤を予備薬として配備しておきます。強い痛みが出現した時点で病院に連絡があれば、その使用方法について説明致します。
| 食事がとれないために病院では点滴をしていますが、このような状態でも自宅に戻れますか? |
点滴をしていても自宅に戻ることは可能です。この場合、自宅で点滴を行うことになり、介助者が点滴の管理を行うことになります。管理は難しくありません。誰にでもできます。
| 臨終期には、医師あるいは看護婦がそばについてくれるのですか? |
臨終期には、医師あるいは看護師はそばにつきません。臨終は家族や親類あるいは親しい人のみで迎えるのが自然であり、医師や看護師は本来臨終には必要ないと考えているからです。
連絡が入り次第、死亡確認のため訪問します。尚、死亡時刻は医師が訪問した時間ではなく、家族が看取った時間となりますので、時間を覚えておいて下さい。
老人医療受給者(70歳以上の高齢者)で、1割負担の患者さんの場合:平均月2回の診療で月額負担金約6,000円前後、最大で月額負担金12,000円です。
老人医療受給者(70歳以上の高齢者)で3割負担患者さんの場合:平均月2回の診療で月額負担金約18,000円前後、最大で月額負担金44,400円です。
障害者の方で、障害者手帳(1級〜2級)をお持ちの患者さんは、それぞれ別途計算となります。
70歳以下の一般3割負担の患者さんの場合は、平均月1会の診療で月額負担金約3,000円〜となります。
ご自身(あるいはご家族)のご希望をご相談下さい。
電話・FAX・E-mailいずれでも結構です。
担当医師と話し合いの上、可能であれば、在宅ホスピスが開始されます。その場合、今まで受診していた医師の紹介状を持参して頂くようになります。 |
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