北福島医療センター

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新病院にむけて

北福島医療センター 新病院開設準備室 室長 志賀隆

新病院開設準備室 室長あいさつ

 北福島医療センターは、今日まで「地域支援病院」として診療を行ってまいりました。今までの当センターの診療を振り返ると、急性期医療の中でも特に高度医療機関との連携による専門的医療に比重が置かれていました。一方で本邦は超高齢社会に突入し、本県においては高齢化率が30%を上回る状況となっており、高齢者医療の必要性が増加しています。そのような社会情勢の中で、専門的医療中心の医療から、高齢者を対象とする地域医療へ軸足を移す必然が生じてきています。地域住民が病気になっても地域で継続して暮らすために、急性期、回復期、慢性期、在宅療養とシームレスな医療介護体制が求められています。さらには、罹患した疾病を治療する医療のみでなく、地域住民の健康を増進し守るという予防医学的視点の重要性も増しています。当院には福島県立医科大学寄附講座として「総合内科・臨床感染症学講座」が設置されました。このことは、地域医療を推進する上で時宜を得たことであると思います。世界は「新型コロナウイルス感染症」に翻弄されており、福島県、県北地域の医療にもこの荒波の中で大きな負荷がかかっています。総合内科・感染症科が診療科としてこの感染症に県内でも中心的な役割を果たしていることは、当院のみならず県内医療にとっても大きな力となっています。今後もこの感染症との戦いは継続していきますので、今後の感染症対策も含め、当センターとして役割の一端を果たしていければと考えています。

 社会情勢の変化は当然医療ニーズの変化をもたらします。今後行政主導で当地域に設置される予定の「医療介護連携支援センター(仮称)」や地域の診療所、介護施設などと連携しつつ、地域医療の中心として、地域住民に必要とされる医療を展開していきます。

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