総合内科
総合内科とは高齢化社会を反映して1人で1つ以上の病気を持つ人が増えている中で、複数の病気のバランスをうまく考えながら総合的に診療することを得意とする専門科です。
様々なご病気を抱えられて単一の専門科での対応が難しい方への医療が私たちの得意分野です。
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- 福島医大
担当医師:福島医大
ピックアップ
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2024.07.16
伊達地域包括支援センター主催感染症対策研修会
令和6年6月18日、伊達地域包括支援センター様主催の感染症対策研修会が開催され、当院内にあります、福島県立医科大学総合内科・臨床感染症学講座の山藤栄一郎教授が講師を務めました。研修会には地域包括支援センターの職員の他、地域のケアマネジャー、訪問介護事業所、介護施設で働く介護従事者等多くの方にご参加いただきました。 山藤教授からは5類感染症移行後の新型コロナウイルス感染症の最新の状況、多くの症例、研究から新たに判明した特徴、新型コロナウイルス感染症に限らない、家庭や職場でできる有効な感染症対策について話をされました。 講演後、参加者の皆様との質疑応答が行われ、普段、家庭や職場でお困りになっていること、判断に迷うことなど具体的な質問が多く寄せられました。5類感染症移行により様々な制限が緩和されたことで、感染のリスクが高まっており、感染した場合、重症化の恐れのある高齢者を支援する介護の現場では、その対応に非常に苦労されていることを改めて感じました。今回の研修会に参加していただいたことで、参加者の皆様が感染症の特徴を正しく理解し、職場やご家庭での適切な対応に繋がればと思います。
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2024.05.20
リケッチア研究会が北福島医療センターで開催されました
2024年5月18日(土)~5月19日(日)、当院、北福島医療センターにおいて、第27回リケッチア研究会が開催されました。本研究会は、リケッチア感染症に関する基礎、臨床、公衆衛生等の研究発表の場として、今回で27回目を迎えました。新型コロナウイルス感染症の影響により、この2021年~2023年は中止を余儀なくされていましたが、今年は3年ぶりの対面開催となりました。当院会場には北海道から沖縄までの全国からの参加がありました。現地+web参加者を含めると約75名の方が参加され、活発な議論が交わされました。今回の研究発表会では、リケッチア感染症の診断、疫学予防に関する最新の研究成果等が発表の他に、当院のリケッチア研究所創設に尽力され、また、リケッチア感染症においても多大な功績を残された藤田博己博士の追悼プログラムも開催されました。第28回リケッチア研究会は、今年の冬に東京で開催予定です。当院も、引き続きリケッチア研究にの発展に貢献できたらと考えています。
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2023.06.30
東北地方におけるリケッチア症・つつが虫病診断技術研修会が開催されました
令和5年6月29日(木)当院一階パントリー会場において「東北地方におけるリケッチア症・つつが虫病診断技術研修会:一日目」が開催されました。リケッチア感染症とは、リケッチアという病原体が主にダニによって媒介する感染症です。ツツガムシ病、日本紅斑熱など、多くの種類があります。これらの病気は死亡例も報告されており、以前より注目されていますが、検査ができる機関が限られているため、正確な診断が難しい病気です。この度、福島県立医科大学の門馬直太先生の呼びかけにより、令和5年6月29日~30日の2日間、東北地方におけるリケッチア症の情報共有と、その診断のための間接ペルオキシダーゼ法(IP法)の実技講習会が開催されることとなりました。参加施設は福島県内では、北福島医療センター、福島県衛生研究所、福島県野生生物共生センター、福島県立医科大学。県外からは秋田県健康環境センター、国立感染症研究所が参加しました。1日目の講義の会場が北福島医療センターでした。つつが虫病をはじめとしたリケッチア感染症は、福島県でも決して少なくありません。また、発見が遅れると命にもかかわる重大な病気の一つです。この研修会が、リケッチア症の診断と治療に携わる検査技術の向上に貢献することを期待しています。今回、福島県立医科大学の門馬先生をはじめとした多くの先生の協力があって、北福島医療センターでこのような有意義な研修会が開催されました。リケッチア研究所を保有する当院では、今後もこのような催し物が開催できたらと考えております。令和5年度 AMED医療研究開発推進事業費補助金(新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業)「ダニ媒介性感染症の総合的な対策に向けた研究」北福島医療センター 福島県立医科大学